インド車移動

　今日はインドの車での移動の話。

　インドに1週間滞在する私が行ったツアーは、ほとんどが車での移動だった。1週間滞在のツアー9回くらい行った😁　よくばって1ツアーで何ヶ所か回ろうとするのだが、インドは広く目的地まで遠かった。車での移動だけで1日が終わる。ちょっとデリーとか空港を離れれば、やっぱほとんど砂漠だ。砂埃舞う。

　移動中他の日本人はほとんど寝てる人も多かったけど、私は車窓からインドの風景を見るのが大好きだった。だって日本とは異世界なんだもん。真っ黒の泥水で洗濯をしていて、あれは洗わないのとどっちがいいのか？？と考えてしまったり。街にあやしい聖者の絵が描いてある看板をたびたび見かけるのも独特。すっごいボロボロで汚い家に住んでいる人がいて、私あそこに住めるかなと考えてみても無理だと思った。もしああいう家に生まれてしまったらどうしたらいいのか。

　何人かの小さい子どもたちが棒をもって、山羊たちを移動させていた。それを見てなぜか「あぁ、あの子たちは今は我が物顔でこの土地を闊歩しているけれど、きっとすぐ死んでしまうんだろうな。そしてまた別の人たちがこの土地を使うんだな」って思った。私の方が年上で普通は私の方が先に死ぬはずなのに、なぜかそんなことを思った。これは不思議な感覚だった。

　あと、道路に何もせず座っている人たち。これもけっこう多かった。

　こんなに過酷な環境にいたら、そりゃインド人は輪廻の輪から解脱したいって思うよなって思った。

　おトイレはけっこう困る時ある。まじでトイレがなくてすごい我慢するはめになったこともある。草むらがある所に泊まってくれて、そこでしたけど、隠れたつもりが別の角度から走ってきた車から丸見えな時もあって微妙。公衆トイレが珍しくあっても、ものすごく臭くて汚かったりする。とにかく日本より断然トイレが少ない。でもこういう困ったのは9回ツアーに行ったうちの各1回くらい。ツアーで行くと食事や休憩が組み込まれているので問題ない時のが多かった。

　あと、日本語話せないインド人が運転してくれるのだが、みんな運転が荒い。都会では道路の線は気にせず、2車線の所3列になって走っていたり、田舎ではやたら追い越す。とばす。こわい。他の日本人も「いくらガネーシャ(障害を取り除く神様の象)乗せてるからってその運転はないだろ。」って言ってた。涙目になりながら乗ってたときある。

　そんなとこ。